超音波フルーツ目利き方法
先日行った缶詰サクランボの非破壊検査のご説明
写真は缶詰だしてプラスティック容器に移したミカンとサクランボのミックスです。
果物は通常身質に多くの空気を混入しているので超音波装置では見えません
超音波が人間に聞き取れないのは周波数が高く空気中を伝播出来ないからです。
しかし物質の密度が上がると良く伝播します。水は良く伝播しますので、空気と水が入れ替わった状態
今回の場合シロップに十分漬かった状態のレベルを頭で描いて写真を観察してください
写真は容器に詰め込んだフルーツ素材です。缶から取り出した理由は缶表面と内部液体との音響インピーダンスに大きな差があるので、反射減衰を極力抑えるためです
?のサクランボエコー写真
内部は充実性にみられ中心部にシャドウを伴います。シャドウは種でした
?は別のサクランボ→
輪郭からしてサクランボと、評価できます。表面の輪郭より後方はシャドウで全く観察できません。内部性状は評価不可能です。シロップに浸かってなく、自然のままの空気の存在を示唆できます。?/?の比率2:1でした
実際にピックアップしたサクランボ
見た目全く同じに見えます
それぞれの割面
ほんの少し?のサクランボ小さく、身はシャキッとしています
テクスチャー
?はふんわりとした甘くソフトな食感
?は水気なく味覚も薄いがサクサクした歯ごたえのある食感
次はミカンを見ました
→
→ミカンも良く漬かっています。ミカンはどれも同じエコー像を示しました。