超音波の基礎とは

超音波の基礎とは
超音波の基礎 周波数帯域:超音波は人間の可聴域以上の周波数20kHz以上の帯域の音波を指します。医療画像診断に一般的に利用されているのは1MHzから15MHzの帯域です。周波数が高くなると波長は短くなり、反射信号を得ることのできる空間分解能は向上します。しかし超音波透過性は周波数が2倍になると伝播する距離は2分の1になります。画像診断は反射波を利用して画像作成されたものを利用します。簡単に言いますと目的の深さからの反射波なので目的の深さの2倍の距離を進行した超音波信号で画像を作りますので観察可能な深さは4分の1になります。
超音波エネルギー特性:人の健康を管理するためなのでできるだけ細かく鮮明に観察したいのですが、目的に応じて周波数を変えなければなりません!一般に上腹部領域と心臓は3MHzを利用し、体表領域は7MHz等目的臓器に応じて利用周波数は異なります。
超音波検査の安全性を維持するために基礎知識としてSTPA,SPPA、SATA,SPTA,SPTPがありそれに応じてメカニカルインデックス、サーマルインデックスの管理を使用者に義務付けしています。これらの値を熟知することも超音波の基礎に入ります。